ブログ

ブログ

🌞 療育改善報告 (^^)/

🍀 児童の成長の一部をお知らせします。

 

2024年1月【担当:川畑先生(指導員)】

放課後等デイサービス 8歳(男子)自閉症スペクトラム R5.4~利用 

【保護者様のご希望】

・衝動性を落ち着かせ、コミュニケーション力を伸ばしたい

※情緒の不安定さがあり、お友達の玩具等を壊したり、手が出ることがある

【目標】

・言葉と行動を連動させることにより、コミュニケーション力を伸ばす

・自分の意思を伝えやすい環境を整え、衝動性の改善を図る

【改善状況】

以前は、言葉の疎通が難しく、自分の意思が伝わらない時は、衝動的な行動に出ることが多く見られ、興奮状態になると手が出ることがあった。クールダウンする時間を作り、なるべく本人の意思を汲み取れるような言葉がけを行い、言葉の意味を動作や視覚的に認識できるように繰り返し伝え、簡単な言語であれば、職員へ気持ちを伝えることが出来るようになってきた。それに伴い、気持ちの疎通が徐々に可能となる中で、食事やトイレなどもスムーズに行えるようになって来ている。

 

2024年1月【担当:田中先生(保育士)】

放課後等デイサービス 7歳(男子)発達障害傾向 R5.6~利用 

【保護者様のご希望】

・色々な経験を通して楽しく療育に通ってほしい

※冬休みの宿題の硬筆に失敗するのが嫌で取り組めない

【目標】

・宿題を終わらせてきて欲しい

・苦手な事にも挑戦してほしい

【改善状況】

夏休みにも硬筆の宿題があり持ってきていたので何度か声を掛けていましたが取り組むことが出来ませんでした。学習で絵を描いたり制作をするときに間違ってもいいんだよと繰り返し声を掛け、完成した時にはたくさん褒めて自信がつく声掛けを行いました。学習でも少しずつ自信がついてきて新しい活動にも挑戦する姿がみられるようになりました。硬筆では最初は「失敗したらどうしよう」といっていましたが1枚は消しゴムで消して練習用にしようよと声をかけると失敗することなく終わらせることができて本人も保護者様も喜ばれていました。

 

 2023年12月【担当:狩野先生(作業療法士)】

放課後等デイサービス 8歳(男子)ASD R5.4~利用 

【保護者様のご希望】

・自分の気持ちを言葉に出していえるようになってほしい

※自分の気持ちが上手く伝えられず、自己表出の機会が少なくなっていた

【目標】

・友達に自分の気持ちを伝える
・療育を通して他者とコミニケーションを取ろう

【改善状況】

以前は自分の気持ちを伝える事が難しく、他児童や職員に対して反発的になることが多かったが、環境を整備することによって、反発が少なくなり他児童とコミニケーションを取る様子が多く見られるようになった。その結果、ドッジボールやサッカーなどの集団での遊びを通して集団の中でも自分の意見や気持ちを表現できる場面が以前より増えた

 

 2023年12月【担当:奥本先生(児童指導員)】

放課後等デイサービス 7歳(男子)ASD R5.4~利用 

【保護者様のご希望】

・自分のやりたい事を優先してしまう

※好きな活動を優先してしまい宿題に取り組めないことがある

【目標】

・その場面でやるべきことを確認しましょう
・職員と一緒に活動の流れを確認しましょう

【改善状況】

ご家庭から宿題より好きな事を優先してしまうことがあるという相談があった。放デイに来所持も宿題よりおもちゃを優先してしまう一面が見られた。その背景に遊ぶ時間を気にしている様子が見られたため事前に活動の流れと要する時間をお伝えした。時計への意識や時計を読むことが、まだ難しいためタイマー活用した。その結果、活動や遊ぶ時間に対しての見通しが持てるようになったため徐々に優先することを組み立てながら過ごすことが出来るようになってきた。

 

2023年12月【担当:友納先生(理学療法士)】

児童発達支援 5歳(男子)自閉スペクトラム症 R5.4~利用 

【保護者様】

・やるべきことの優先順位を理解してほしい

※集団活動中に自分の想いを優先してしまい、活動に参加できず気持ちが崩れてしまうことが多い。気持ちが崩れると壁を蹴ったり叫びだしてしまい落ち着くのに時間を要する。

【目標】

・集団活動におけるルールと自分の想いの折り合いをつける練習をする

・気持ちの切り替えが出来るようになる

【改善状況】

ルールを明確に伝えてから集団活動を開始する関わりを持った。ルール内であれば児童の想いを尊重するが、ルール外であれば今は難しいと説明を行う支援を行った。気持ちが崩れてしまった際には児童の想いをよく聞き気持ちに寄り添うことで、言葉で伝えれば分かってくれるという安心感を持ってもらえるように関わった。現在は気持ちが崩れることが減り、落ち着くまでの時間も短くなっており、児童の笑顔も増えている。

 

 2023年12月【担当:井上先生(保育士)】

児童発達支援 6歳(男子)発達障害傾向 R5.8~利用 

【保護者様のご希望】

・自分の思いを伝えられるようになってほしい(嬉しい・楽しい・分からない・嫌な事等)
※幼稚園のいきしぶりがある

【目標】

・自分の気持ちを少しずつ周りの子や、スタッフに伝えるようになる
・お友だちやスタッフとのコミュニケーションを取る

【改善状況】

入所当時は口数も少なくお友達から声をかけてもらってもうなずいたりするのみでなかなか自分から話をしなかったが、少しづつ慣れていくとともにお友達から話しかけられても反応をし、お話が出来るようになっていった。今後もお友だちとの関わり方を大切に、いろいろな子とのかかわりを増やして本児の成長に繋げていく

 

2023年11月【担当:廣田先生(精神保健福祉士)】

放課後等デイサービス 6歳(女子)ASD R5.4~利用 

【保護者様】

・自分の思いを言葉で相手に伝えられるようになってほしい

※嫌なことや納得のいかないことがあると、言葉より先に態度として表すことが多い

【目標】

・自分の気持ちを理解する

・今の気持ちを言葉で表出できるようになる

【改善状況】

以前は、嫌なことや納得のいかないことがあると、言葉で伝えるよりも先に態度として表す場面が多く、癇癪もみられていた。少しの時間、1人で気持ちの整理をできる環境を作り、本児の気持ちが落ち着いた頃にスタッフが直接介入し、気持ちの聞き取りを行うことで、本児も自分自身の今の気持ちの把握をしやすくなり、何が嫌だったのか等、言葉として表出できるようになってきたと感じる。最近では、態度よりも先にスタッフに言葉でヘルプを出す場面も増えてきており、保護者様からも成長に喜びの声を頂いている。

 

2023年11月【担当:日高先生(保育士)】

放課後等デイサービス 7歳(男子)自閉症スペクトラム R5.4~利用 

【保護者様のご希望】

・相手の気持ちを考えられる様に

※集団に入りたいが馴染めずに孤立してしまう

【目標】

・集団遊びに参加出来る回数や場面を増やす

・環境を整え、成功体験を積む

【改善状況】

集団の中に入りたい気持ちは強かったがルールの理解が難しく、孤立してしまう事が多かった。職員が一緒に参加する事で、他児からの反感を受ける事が少なくなり、最後までドッジボールに参加出来る事が増えた。遊びを繰り返す事で線の概念が徐々に理解出来る様になり、自発的にボールを投げたり、味方のコート内で逃げれるようになるなど、他児に混ざってドッジボールに参加できるようになり、他児との関わりが徐々に増えた。

 

2023年11月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 4歳(男子)ASD R4.10~利用 

【保護者様のご希望】

・集団行動での指示理解が出来るようになりましょう

・お友達との関わりを増やし、たくさんコミュニケーションをとれるようになってほしい

※指示理解が難しく、教室を離室してしまう

※一人遊びが多く見られる

【目標】

・自分の気持ちを理解し、相手に伝えよう

・挨拶や遊びを通じてお友達や先生と楽しく活動に取り組もう!

【改善状況】

集団行動での指示への理解が難しく、活動への参加を拒む様子が見られていた。自由遊び時間では、1人で遊ぶ時間が多くあり、「貸して」を伝えれず、気持ちのコントロールが難しい様子も見られた。始めに、自分の気持ちについてビジョントレーニング等を用いて気持ちについての理解を一緒に行った。また、次の活動をイラストや個別に声掛けを行いながら本児がスムーズに行動が出来る様に促し、活動の中でお友達と一緒に挨拶をしたり、玩具を共有して遊ぶ時には職員が間に入り、「貸して」「ありがとう」と一緒に伝えることで自分の言葉に繋げることが出来た。次第に、集団行動への参加が増え、自分の気持ちを言葉で伝えることが出来ている。お友達とのコミュニケーションについては、積極的に「一緒に遊ぼう」「貸して」と上手に伝えることが出来ている。保護者様にも状況をお伝えし、「成長を感じることが出来て嬉しいです」と喜びの声を頂いた。今後も、本児の気持ちに寄り添いながら楽しく活動に参加できるような支援を行っていく。

 

 

2023年10月【担当:友納先生(理学療法士)】

児童発達支援 3歳(男子)発達障害傾向 R5.9~利用 

【保護者様】

・言葉の発達を促してほしい

※発語は単語が中心、気持ちを言葉で表現するのが難しく手が出てしまう

【目標】

・相手に気持ちが伝わることの楽しさを感じましょう

・たくさんの言葉に触れましょう

【改善状況】

安心して自分の気持ちを伝えられるように、本人の発語を大切に受け止め応答的対応を行った。伝えられない気持ちがある時は職員が手本を示したり、絵本や絵カードを使い言葉に接する機会を多く持った。徐々に発語量が増え現在は2語文や3語文も聞かれるようになってきている。子ども同士のコミュニケーションを楽しんでくれている様子もある。保護者様からはご自宅でも言葉が増え、きょうだいで遊ぶ際の物の貸し借りも上手になり、尿意も伝えてくれているとご報告受けている。

 

 2023年10月【担当:井上先生(保育士)】

児童発達支援 6歳(男子)自閉症スペクトラム R3.5~利用 

【保護者様のご希望】

・気持ちのコントロールが出来るようになってほしい
※以前に比べると言葉での意思表示が出来るようになって来ている

【目標】

・気持ちのコントロールが出来るようになりましょう
・集団活動での指示理解が出来るようになりましょう

【改善状況】

集団行動での指示理解が難しく、スタッフの指示も通らずに走り回っていることもあった。「椅子に座ろう」「今は〇〇の時間だよ」と個別対応で声掛けを行った。言葉の単語数も少しずつ増えてきている。(本児は英語が好きで良く色の話をしてくれている。)本児の好きな物ごとを大切にして発語が今後も増えていくような声掛けを行っていく。

 

2023年10月【担当:廣田先生(精神保健福祉士)】

放課後等デイサービス 7歳(男子)発達障害傾向 R4.7~利用 

【保護者様】

・新しいお友達とも仲良く一緒に遊んでほしい

※自分からお友達に関わっていく場面があまりみられない状況だった

【目標】

・集団の中で他のお友達と一緒に活動を楽しみましょう

・お友達とのコミュニケーションを楽しみましょう

【改善状況】

スタッフと言葉でコミュニケーションをはかることはできているが、児童と自ら進んで会話をする場面があまりみられない状況だった。そこで、本児と同じものが好きな児童を繋げることを目的に、まずはスタッフが間に入り、会話の橋渡し役をすることで、本児も徐々に他児童との会話に慣れることができ、現在では、本児から他児童へ話しかけるような場面も少しずつみられている。その旨を保護者様へお伝えすると、「お友達との輪が少しずつ広がってきていて嬉しいです」と喜びの声を頂くことができた。

 

2023年10月【担当:田中先生(保育士)】

児童発達支援 8歳(男子)発達障害傾向 R3.11~利用 

【保護者様のご希望】

・新しい教室に楽しく通えるように 自分の気持ちを伝えるようになってほしい

※教室が移転することに不安が見られていた

【目標】

・移転した新店舗で楽しく過ごしましょう

・新しい環境に慣れましょう

【改善状況】

10月に鳥栖教室が移転することになり「太陽のリハげんき新しい場所になるのいやだな」と不安そうな様子がみられた。新店舗になってからの初利用日の前日にお母様と一緒に見学に来てもらい、お部屋の名前や教室を順番に見ていくと「運動の部屋もあるんだね」と少しずつ表情が柔らかくなっていった。前日にお部屋を事前にみていたので療育当日は到着してからスムーズにお部屋に入ることが出来て療育を楽しむ様子が見られていたことを保護者の方にお伝えすると良かったですと喜ばれていた。

 

2023年9月【担当:服巻先生(理学療法士)】

児童発達支援 6歳(女子)自閉症スペクトラム R3.5~利用 

【保護者様のご希望】

・周囲の状況をみて身支度を行ってほしい

※教室での準備は療育者がその都度声掛けをしながら行える

【目標】

・教室での荷物の準備が出来るようになりましょう

・一日のスケジュールを確認して活動しましょう

【改善状況】

以前は来所してすぐ絵本や机上での活動を行っており、次の活動に移る際の切り替えや気持ちのコントロールが難しく活動に参加するまでに時間を要していた。絵カードや時計を使用し一日の流れやスケジュール確認を行うことでスムーズに活動に入ることが出来るようになった。次の活動の見通しをしっかりとつけることで朝の準備も自立して行えるようになっている。保護者様より、「楽しく教室に通えていて嬉しいです」との声を頂いている。引き続き安心して過ごせる支援や環境づくりを行っていく。

 

2023年9月【担当:関口先生(児童指導員)】

児童発達支援 5歳(男子)自閉症スペクトラム R.5.4~利用 

【保護者様のご希望】

・出来ることがふえてほしい

※自分の気持ちを表現する事が難しい

【目標】

・新しい環境に慣れて、先生やお友達との関わりができるようになろう

【改善状況】

利用開始時は視線が合わず、気持ちを表現する事や興味を示すことがあまりない状態だったが、活動や遊びの中で先生やお友達との関わりが増え、本人が安心して過ごせる環境作りを築いていったところ、最近では絵本の読み聞かせ時は椅子に座って絵本へ視線を向け先生の話を集中して聞く事ができるようになってきている。また、名前を呼ぶと返事の代わりに手をたたいて答えたり、自分の気持ちを表現することができるようになってきた。今後も児童の気持ちに寄り添いながらコミュニケーション力を増やす支援を行っていく。

 

2023年9月【担当:日高先生(保育士)】

放課後等デイサービス 7歳(男子)ADHD R3.4~利用 

【保護者様のご希望】

・小学校生活になれてほしい。(時間の見通しなど)

※細かな作業への苦手意識や相手の気持ちを汲み取るのが難しい場面があります。また、自分の気持ちを言葉で表現する事が苦手で、黙り込んでしまった
り、そのままいじけてしまう事があります。気持ちを損ねると、なかなか切り替えに時間が掛かる様子も見られています。

【目標】

・集団の中で楽しく過ごす

【改善状況】

悲観的な捉え方をすることがあり、気持ちのすれ違いや気分を損ねた際にはネガティブな発言、泣き出すとその場から動けず気分の切り替えに時間が掛かる様子が見られていました。その為、みんなで動く場面など集団での流れに影響が出てしまう事もありました。事業所では様々な上級生や児童との関わりの中で職員も間に入り、相手と自分の気持ちのすり合わせ等を本人と一緒に行ってきました。最近は、児発的に他児に順番を譲る姿等も見られ、どの児童とも上手に関われる場面が増えてきています。上手く気持ちを伝えられない場合や自分だけでは消化不良になってしまった場合には、職員のケアが必要ですが、他児とのトラブルや気持ちを損なう場面も少なくなり気持ちの切り替えも以前ほど引きずる事が少なくなったように感じました。保護者の方に近況を報告させて頂くと、保護者の方も実感しており、本児童の成長を喜ばれていました。

 

 

2023年8月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 5歳(男子)ASD・ADHD R5.4~利用 

【保護者様のご希望】集団行動での指示理解が出来るようになってほしい

【療育前の状態】

・集団行動での活動を拒む様子が見られる
・気持ちの切り替えが難しく、癇癪が見られる


【目標】

・自分のスケジュールを理解する

・自分の気持ちを理解できるようになりましょう

【改善状況】

まずは、来所時に自分の一日のスケジュールを視覚的指示として絵カードを使用し、一日の流れが理解出来るように一緒に確認しながら取り組んだ。また、事前に見通しのある声かけを個別に行い、本人がスムーズに切り替えが出来るように促した。次第に、集団の中でお友達と一緒に活動に参加するこが出来るようになった。また、活動の中で「できた」を自分の自信に繋げることが出来た。保護者様に報告すると、幼稚園やご家庭で落ち着いて過ごすことが出来ているので安心していますとの喜びの声を頂いた。今後も、本人が集団行動の中で「できた」を一緒に喜び、自信に繋げていけるよう支援を行っていく。

 

2023年8月【担当:田中先生(保育士)】

児童発達支援 6歳(男子)自閉症スペクトラム R4.8~利用 

【保護者様のご希望】

・お友達と一緒に活動する楽しみを感じよう

・異年齢児との関りを楽しもう

【目標】

・お友達と一緒に活動する楽しみを感じよう

・異年齢児との関わりを楽しみましょう

【改善状況】

言葉や視線で注目されることに対して不安、緊張が強い。自然会話の中では黙り込んでしまい寡黙傾向も見られる。放ディにも慣れてきて先生や特定のお友達にはお話をしてくれるようになってきたがまだ関わりの少ないお友達も多い。夏祭りに向けて児童たちにやりたい事・夏祭りといえば何があるか発表してもらいました。その時にお友達の意見にうなずいたりジェスチャーでリアクションをして話し合いに参加してくれました。

話し合いで夏祭りに射的と金魚すくいを児童たちで準備して開催する事になりました。年上の児童に作り方を教えてもらったり一緒に考えたりする中で普段はあまり関わりのない児童とも関わり、笑顔が見られていました。夏祭り当日は「これ僕たちがつくったんだよ」と教えてくれました。自分たちで準備した射的や金魚すくいに何度も並びたくさんの笑顔が見られました。児童たちで考えてみんなで話し合う事でお友達の意見を聞いたり自分の意見を伝えられるよになっていくと思うので今後も児童が楽しく活動出来る環境づくりをしていきたいと思います。

 

2023年8月【担当:日高先生(保育士)】

放課後等デイサービス 7歳(男子)自閉症スペクトラム R5.4~利用 

【保護者様のご希望】

・楽しんで集団生活に参加できるようになって欲しい

・気持ちの切り替えがうまくなって欲しい

【療育前】

友達と遊びたい想いがあるが、どういう風に伝えたらいいのかが分からず、ちょっかいを出す事で相手の気を引こうとしたり、反応を引き出そうとする様子が見られる。また、ちょっかいがエスカレートしてしまう事もあり、相手から敬遠されると拒絶されたと気分の高ぶり、突発的に相手を押してしまうなどのトラブルに発展してしまう事がある。

【目標】

・活動に参加してみよう
・他の児童の輪に入ってみよう

【改善状況】

活動への参加を促すものの、初めての活動など見通しが持てず、参加が難しい様子が見られた。その際は、最初に見学出来る事を伝える事で、実際の遊びを見てもらうよう支援をした。言語での説明を短くし、視覚的に実際遊びを見てもらう事で本人も理解が出来、表情のこわばりが減って「先生、おれも入っていい?」と自発的に参加できる場面が増えた。

活動時に道具を独り占めしようとする行為が見られた際、本児の意見も受け入れつつ、職員側の訴えも伝える事で、職員の意見も受け入れられる場面が見られた。また、児童に対してちょっかいが見られる場面もあったが、職員側が遊びを発展させる事で本児も含め児童全員の意識が遊びに向かい、結果的に全員で一緒になって遊ぶ事が出来た。他児との関わりの中で上手く気持ちが伝わらない場合などは、職員がフォローを行っている。次第に集団での活動や他児との関わりが増えていく中で少しずつ本児も事業所での日課に慣れ始め、以前比べ、他児とのトラブルも少なくなっていったように感じる。

 

2023年7月【担当:服巻先生(理学療法士)】

児童発達支援 3歳(男子)自閉症スペクトラム R5.4~利用 

【保護者様のご希望】

・言葉の発達とコミュニケーション能力の向上

・散歩や買い物などで周囲を気にせず走るなどの危険行為の改善

【目標】

・周りの環境に慣れて楽しく過ごせる

・色々な事に興味が持てるようになる

【改善状況】

利用開始当初は、周囲の物や日地への関心が薄く、表情も硬めで療育者と視線があうことも少なく指示理解も低めであった。まずは教室に慣れて本人が安心して過ごせる環境づくりを行った。安心して過ごせるようになり、当初よりもかなり表情も柔らかくなり、感情の表出も表情や声に良く表れるようになった。

環境になれた頃より、粗大な感覚運動を行い徐々に机上での感覚活動を取り入れていった。様々な感覚を取り入れた活動を継続して行ったことで、一緒に活動するお友達やに興味を示すことが増え、療育者との視線も良く合うようになってきた。それにより指示理解も少しずる向上している。また、以前は興味を示さなかったリズム体操でも音楽に合わせて身体を揺らしたり楽しそうな声を発したりして楽しく活動に参加することが出来ている。保護者様も良く表情が変わるようになったことを大変喜ばれている。

 

2023年7月【担当:幸田先生(保育士)】

児童発達支援 2歳(男子)発達障害傾向 R5.5~利用 

【保護者様のご希望】

・水分補給ができるようになってほしい

【現状】

・ご利用の際にはストロー付きの水筒に水を入れて持参されていたが、水を好まず水分補給をすることが難しい。また、あまり排泄もできていない

【目標】

・味がついている飲料水で水分補給が出来るようになりましょう

・お友達と一緒に水分補給が出来るようになりましょう

【改善状況】

ご家庭では、お茶や水での水分補給が難しいということから、ジュースやスポーツドリンクで水分補給をしている現状だった。保護者様からもお茶や水で水分補給が出来るようになってほしいというご希望があったので、「段階的にスポーツドリンクを薄めて最終的に水が飲めるようにしていきましょう」とご提案させていただいた。スポーツドリンクを薄めて持参されると、活動の間や食事の際療育者の促しで水分補給をすることができ、排泄もたくさんできるようになった。

水分補給ができることで友達と一緒に休息の時間を設けることができ静と動のバランスがとれるようになった。しかし、友達への興味関心というところが薄いので、療育者の声掛けで友達も水分補給をしているんだという気づきや理解に繋げ友達と一緒に過ごす時間を増やせるようにしていきたい。

 

2023年7月【担当:日高先生(保育士)】

放課後等デイサービス 7歳(男子)自閉症スペクトラム・ADHD R3.4~利用 

【保護者様のご希望】

・分からない事があったときは、きちんと相手に伝える事ができるようになってほしい

【目標】

・遊びの中に運動を取り入れ、苦手意識を克服していく
・成功体験を重ね、運動の楽しさや自信に繋げていく

【改善状況】

本人の苦手としている大繩に関して、「縄の動きを目で追う」「足元に来た縄をジャンプで避ける」「大繩の際の走り込む位置」の3つの工程に分け、それぞれ大繩遊びの際に取り入れました。最初はぎこちない動きだったのが、次第に動きがスムーズになり、1時間の間に大繩の入りと出るのも含めて連続でスムーズに跳べるようになりました。また跳び箱に対しても苦手との事でしたが、職員が馬跳びで高さを低い状態からスタートし、本人のペースに合わせて高さを調整していきました。

大繩では縄に対しての反応等問題なく行えており、大繩の際本人が跳びやすいよう、縄のスピードを調整する事で、次第に回数が増えていきました。本人も段々不安そうな様子が無くなり、以降は意欲的に自信を持って跳ぶ事が出来ていました。馬跳びに関しても跳べた際に「跳び方がきれい」などの具体的な言葉を伝える事で、本人も喜ばれ、「先生、もうちょっと高くして」などの意欲的な言葉を引き出す事が出来ました。また、その際、手を着く位置などを伝えるとしっかり意識して改善しようとする意志も見られ、綺麗に着地する事が出来ていました。保護者の方からも縄跳びに対しての苦手意識が変わり、徐々に短縄でも記録が伸び始めているとの報告を受けました。

 

2023年6月【担当:関口先生(指導員)】

児童発達支援 3歳(男子)発達障害傾向 R.5.5~利用 

【保護者様のご希望】

・自分の気持ちを相手に伝える事が出来るようになってほしい

※思いの伝え方がわからず、手が出ることが多く見られた

【目標】

・お友達と一緒に遊んでみよう

・「かして、いいよ、いやだ」等の気持ちを言葉にしてみよう

【改善状況】

言葉の使い方が分からずお友達との関りが出来ていない様子がみられたが、「これやってみよう」「一緒に遊ぼう」と促し、遊び方を提示することでお友達との輪に入れるような声かけをおこなった。回数を重ねる事で安心して遊ぶ姿が見れるようになってきている。

お友だちとの、玩具や道具の貸し借りが上手にできずに、いきなり取り上げる様子があったが、「『かして!』っていってみよう!」等場面にあった声かけをおこない「はいどうぞ」「ありがとう」などのやりとりを行う活動をすることで「ちょうだい」「かして」と言葉で気持ちを伝える事ができるようになってきている。また言葉のレパートリーも増え自分の気持ちを伝える事ができるようになってきたことで、気持ちの整理ができ笑顔で活動する様子が多く見られるようになってきた。周囲の方からの「○○君表情がよくなったね」といった声やお友達に手を出ることがすくなくなったことを保護者様も大変喜ばれている。これからも引き続き気持ちの理解や整理ができるような声かけを行い、社会性、コミュニケーション力を高める支援を行っていく。

 

2023年6月【担当:竹下先生(作業療法士)】

児童発達支援 4歳(男子)ADHD傾向 R.4.7~利用 

【保護者様のご希望】

・ひらがなが書けるようになってほしい

※ぬりえ・お絵描きの活動を行っても殴り書きをすることが多く形や線を捉えることが難しい様子

【目標】

・目的をもってかけるようになろう!

・線や形などをかいてみよう!

【改善状況】

ぬりえ・お絵描きを行う際に何を塗っているのか、何を描いているのかを聞き、色や形、線を一緒に確認を行った。また、その都度、正のフィードバックを行った。同じように回数を重ねると線を捉えてぬり絵が塗れるようになったり、描きたいものの形を少しずつ表現できるようになっていった。

本人の好きなキャラクターを用いて、線なぞりから行った。正のフィードバックを欠かさず行ったこともあり、かくことに対しての自信がついてきており、意欲的に取り組む様子が見られている。また、本人の名前のひらがなから練習を始めており、簡単な形のひらがなであれば1人で模写ができるようになっている。保護者様も殴り書きだったところから意味あるものや模写ができるようになってきていることを喜ばれている。今後も本人が楽しく苦手を克服していけるよう療育を行っていく。

 

2023年6月【担当:日高先生(保育士)】

放課後等デイサービス 8歳(男子)自閉症スペクトラム R2.10~利用 

【保護者様のご希望】

・家庭では出来ない身体を使った遊び(療育)をお願いしたいです。(縄跳び、かけっこ、ダンス、跳び箱など)

空白の隙間時間など、見通しがつかない時に何をしていいのか分からず、イライラしたり、職員の気を引こうとする行為や他児にちょっかいを出す姿が見られています。また、力の加減が難しく至近距離でも強い力でボールを投げたりする様子が見られています。

【目標】

・活動に参加しよう
・力のコントロールを意識してみよう

【改善状況】

以前は活動に対し、運動ルームから出たり入ったりを繰り返す様子がありましたが、活動の合間の待ち時間を少なくしたり、複雑なルールや活動の道具を少なくするなど刺激を減らす事で最後まで活動に参加できる事が増えました。また、活動に参加する中で他の児童と同じチームになる事も増え、他児と関われる場面も少しずつ増えてきました。

最初は近い距離でも思い切りボールを投げる様子が見られていましたが、活動の一環でキックベースをした際、ピッチャーを本人が希望し、何度もボールを転がしてくれる場面がありました。その際、ボールを転がす方向や力の強弱に意識が向くよう言葉かけを行う事で次第に狙いや力の加減が上手になる様子があり、本人も意識して力を抜く場面が多く見られました。また、ゲームを繰り返す中で、、野球のルールそのものの理解にも繋がり、同じチームのメンバーへの仲間意識にも繋げる事が出来ました。その後も別日に「キックベースをしたい」と自ら希望するなど、キックベースを通じて本人と楽しみながら力の強弱の練習を取り入れる事が出来ました。別の活動時、下級生に対してボールを投げる際に力が強くなっている事を指摘するとキックベースのピッチャーの要領で軽く投げてくれる場面も見られました。

 

2023年5月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 4歳(男子)自閉症スペクトラム・ADHD R4.10~利用 

【保護者様のご希望】気持ちをコントロールしながらお友達と一緒に過ごせるようになってほしい

【療育前の状態】

・思い通りにならないと気持ちが高ぶり大声を出したり、気持ちの切り替えが難しい様子が見られる
・自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを理解することが難しい様子が見られる。


【目標】

・自分の気持ちを理解する

・気持ちのコントロールを行う

【改善状況】

はじめに、日々の療育の中で、小さなコミュニケーションを積極的に取り、気持ちを共感したりしながら信頼関係の構築を行った。また、感情が高ぶった時、本人が安心してお話ができるよう一対一での対応を行い、気持ちを代弁したり、具体的な感情語を用いて本人の内面に目を向けれるような声掛けを行った。次に、「悲しい」「怒る」「嬉しい」などの自分がどんな気持ちなのか理解するためにソーシャルスキルトレーニングを行い、気持ちについての理解を深めた。

次第に、本人の気持ちについて「今はどんな気持ち?」と声を掛けると、「悲しい気持ち」「怒っている気持ち」等を自分の言葉で伝える様子が見られるようになった。自分で気持ちをコントロールしながらお友達と楽しく過ごすことが出来ていることを保護者様に報告すると、大変喜ばれていた。今後も、本人のペースに合わせた支援を行っていく。

 

2023年5月【担当:竹下先生(作業療法士)】

児童発達支援 5歳(男子)場面緘黙 R.4~利用 

【保護者様のご希望】

・お家以外の人でも相手に慣れ、コミュニケーションを取れるようになってほしい

※活動への参加は可能。自身から先生やお友達に近寄っていくことはほとんどなく、笑顔も少ない様子。

 また、自由度が高い活動になると1人で考えて取り組むことが難しい

【目標】

・自由度の高い活動に楽しく取り組もう!

・お友達と楽しく活動に取り組もう!

【改善状況】

保護者様に本人の興味のあることを聞き取り、活動の中に取り入れていった。お絵描きの活動の際には、描く内容を提案しながら行い、サッカーボールが描きたいとの事だったため、一緒に描いていった。そこからコミュニケーションを通して想像を一緒に膨らませていくことで自らお絵描きをしてくれるようになっていった。また、他の課題に関してもこちらからの提案で積極的に活動に参加することが出来るようになっている。

本人が好きな運動活動からお友達と関わる時間を増やしていった。また、その中でもスタッフが場を盛り上げて楽しい雰囲気を使ったり、間に入りお友達とのコミュニケーションを一緒に取ったり、本人へのポジティブな声掛けを欠かさず行った。すると、徐々に表情が豊かになり笑顔も増えていった。また、運動以外の活動でも自らお友達に近づき、声掛けは出来ないものの一緒に遊ぶことができるようになったり、活動の中で出来たことなどの先生に伝えたいことを行動で教えてくれたりと、本人からの発信が増えている。

 

2023年4月【担当:幸田先生(保育士)】

児童発達支援 3歳(女子)ASD R4.11~利用 

【保護者様のご希望】

・トイレの合図ができるようになってほしい

・パンツで過ごせるようになってほしい

【現状】

・トイレの合図が出来るように事前にお伝えし本児も理解はしているが遊びに夢中になると漏れたことも気付かなかったり濡れたパンツでも「履きたい!」と伝える姿が見られる。

【目標】

・尿意を感じられるようになりましょう

・パンツで過ごせるようになりましょう

【改善状況】

遊びの前後で排泄に誘い、排泄を行えるように促した。トイレに行く度「漏れてないよ!」「すごいね!」と排泄を失敗していないことや自分は出来ているという自信が持てるような声掛けをすることで本児も「やったー!」と笑顔でトイレトレーニングを行うことが出来ている。遊びに夢中になると尿意を感じることが出来ず漏れてしまうケースが多いので遊んでいる際も時間を決め療育者がトイレの声かけをすることで、尿意を感じてたら自らトイレに行き排泄を行こなえるようになった。

以前まで、排泄を失敗しても療育者に伝えることが出来なかったり、パンツが濡れていても「お気に入りのパンツだから!!」と濡れたパンツを履こうとする姿が見られていた。本児は濡れた気持ち悪さを感じる事が出来ず、療育者に伝える事ができないままで遊ぶ姿が見られた。排泄を失敗した際には失敗したことを攻めず、濡れたパンツの気持ち悪さを言葉で表現したり、新しいパンツに変えすっきりとした気持ちで遊ぶことが出来る喜びを感じられるような声掛けを行った。繰り返し行う事で濡れたことへの気持ち悪さを感じられるようになってきている。

 

2023年4月【担当:田中先生(保育士)】

児童発達支援 5歳(男子)自閉症スペクトラム R4.4~利用 

【保護者様のご希望】描くことに興味をもつ

【目標】ぬりえを楽しむ・自由に描くことを楽しむ

【改善状況】

描くことに興味をもってほしいということだったのでまずはぬりえを実施した。好きな恐竜のぬりえを選び塗ることが出来た。くり返しぬりえを実施していくなかで恐竜の周りに丸やギザギザした模様を描くようになり「恐竜さんの周りに何を描いたの?」と聞くと「恐竜がこれを食べるんだよ」と教えてくれた。「たくさん食べれて恐竜さん嬉しそうだね」というとニコニコと笑顔を見せてくれて嬉しそうだった。

ぬりえの周りに自分で考えて描くことが増えてきたので次は白い紙を用意して自由に描いてもらった。最初は丸を書いて目と口の顔だけを描いてくれていたので「体を描いてみたら?」と声掛けすると「先生描いて」と言われたので別の紙に描いて見せると顔・体・手・足を真似して描くことが出来た。一人で描くことが出来ると自信がついてきて続けて何人か描いてくれた。絵の周りに数字やひらがなに似た文字も自分から書くようになってきたので「すごいね!」と褒めると嬉しそうに描いた絵を説明してくれた。今後も沢山褒めて書くことがたのしくなるように関わっていこうと思う。

 

2023年3月【担当:竹下先生(作業療法士)】

児童発達支援 6歳(男子)自閉症スペクトラム R3.9~利用 

【保護者様のご希望】

・小学生に向けて気持ちの切り替えが上手になってほしい

※本人の思い通りにならないことがあると気持ちの切り替えが難しく、泣いてしまったり、癇癪を起こすことがあった

【目標】

・活動の切り替えをスムーズにできる

・ルールのある運動を楽しもう

【改善状況】

活動の切り替えの際に、自身の思い通りにならないことがあると切り替えが難しく、次の活動に取り掛かるまでに時間がかかっていた。まずは、本人がやりたい活動を受容し、その日の活動と本人のやりたい活動を交えての見通しの持てる指示を行っていった。しっかりと切り替えできたときに正のフィードバックを欠かさず行うことで徐々に切り替えができるようになっている。その後、徐々に本人のやりたい活動なしでも見通しの持てる指示を行うことで切り替えが出来るようになっている。

運動活動での1番になりたい気持ちが強く、1番になれないと癇癪を起こすことがあった。1番になれなくてもがんばったことがすごいことや次1番になれるように練習していこうという声掛けを具体的に行い、その都度正のフィードバック行うことで切る替えが早くなっていった。その後、活動中他のお友達が同じように切り替えが難しい場面があるとそのお友達に「大丈夫だよ!」「次がんばればいいんだよ!」等の声掛けをすることができ、お友達の切り替えのお手伝いをすることができた。また、それに対して先生が感謝の言葉を伝えるととてもうれしそうな笑顔を見せてくれた。

 

2023年3月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 4歳(男子)自閉症スペクトラム R2.5~利用 

【保護者様のご希望】言葉が増えて、コミュニケーションがうまくとれるようになってほしい

【療育前の状態】指差しや喃語での意思表示が見られる

【目標】

・言葉に興味を持つ

・単語文を話せるようになる

【改善状況】

指差しや喃語での意思表示が見られていた。まずは、言葉に興味関心を育てるために、絵本やひらがなカードを用いて言葉のシャワーの言葉かけを行った。次第に、絵本に登場する動物やセリフのオウム返しが見られるようになった。

継続して言葉のシャワーをかけを行うと、「痛い」「悲しい」等の自分の気持ちを単語でお話する様子が見られる。保護者様にお伝えすると、ご家庭や幼稚園でも言葉が増えてきているので嬉しいですと大変喜ばれていた。今後も、言葉が増えていくよう支援を行っていく。

 

2023年3月【担当:廣田先生(精神保健福祉士)】

放課後等デイサービス 10歳(男子)ADHD・自閉症スペクトラム R3.10~利用 

【療育前の状態】

・感情のコントロールが苦手
・他児童との関わりが苦手
・環境の変化が苦手
・お話を最後まで聞く事が苦手
・学校に少しずつ行けるようになってきた

【保護者様】

・他の事業所など継続が難しく、お友達や先生の言葉を被害的に捉えてしまいます。

【目標】

・気持ちや思いを伝えることが出来る

・活動中リーダーシップが取れるようになった

【改善状況】

本児の利用開始当初は集団への参加が難しく、同学年の児童と少しずつ慣れるから始まりました。活動が楽しめるようになり、夏休み前には慣れた先生に「保健室の先生が赤ちゃん生まれるからいなくなっちゃう。寂しいし学校嫌だな」とお話しできるようになりました。少しずつ他の先生にも相談できるようになり、今ではいろんな先生へ学校の報告や相談、活動中のトラブルに対して自身の気持ちを伝える事ができるようになりました。

下の子のお世話も少しずつ出来つようになり、今ではみんなが諦めてしまう事でも最後までやりとげることが出来るようになりました。集中することが苦手で注意散漫な児童にとって、調理活動でのお湯を温める時間やお団子などを茹でる待ち時間は苦手です。しかし「みんなの為に頑張る」と待ち時間もソワソワしながら最後まで参加してくれています。年下の児童への配慮もできるようになり、運動の仕方や活動での困りごとを教えてくれています。保護者様も本児の活動での報告は驚かれることも多く、その場で本児を褒めて頂く機会が増えました。

 

2023年2月【担当:関口先生(指導員)】

児童発達支援 4歳(女子)自閉症スペクトラム R3.12~利用 

【保護者様のご希望】

・気持ちの切り替えができるようになってほしい

※好きな事に集中し過ぎる過集中の傾向があり気持ちの切り替えが出来ず、次の行動に移行できない

【目標】

・音を聞いて「終わり」ができるようになる

・次の活動へスムーズに移行できるようになる

【改善状況】

やりたい事をやめられず、小集団活動への参加ができない時がみられたが、行動を起こす前に「ピピピと音が鳴ったら終わりです」「次は○○をします」と児童が見通しを立てられる声掛けを行った。アラームで行動を終わる事を繰り返し行ったところ、音が鳴ったら終わることが習慣になってきていると感じる。

終ることが出来た時、「すごい○○ちゃん、できたね!」といった肯定的な声かけをする事で、プラスな気持ちで次の行動へ移れるように促すと、児童が笑顔で次の活動へ参加する事が増えてきている。児童が小集団活動への参加が出来ている事を保護者様も喜ばれている。引き続き活動予告と肯定的な声かけを意識して行い、気持ちの切り替え、行動の切り替えのトレーニングを行っていく。

 

 

2023年1月【担当:廣田先生(精神保健福祉士)】

児童発達支援 6歳(男子)ASD R4.4~利用 

【保護者様のご希望】

・時間を意識した行動が出来るようになってほしい

【現状】

・時間内に今やっていることが終わらないとなかなか手を止めることができなかったり、気持ちの切り替えに時間がかかることがあった

【目標】

・時間を意識して活動に参加する

・時間の管理が自分でできるようになる

【改善状況】

完璧主義なこともあり、時間内にやっていることが終わらないと、そこから気持ちを切り替えるまでに時間を要することが多くあった。そうなる原因として、本人の中でスケジュールの把握が上手くできていないことが大きな原因になっていると考えたため、具体的に何時までできるのかなど、具体的な時間の提示などを行うことで、本人の中でも意識しやすくなり、活動の切り替えがスムーズにできるようになってきた。最初は「後何分」とこちらから細かく声かけが必要であったが、現在では自分で時計を見ながらの行動もできてきている。

現在では、「〇時からやってもいい?」と時間も含めた提案を自分からしてくれることも多く、時計を見ながらスピードもコントロールしてできるだけ時間内に終わらせるということが少しずつ出来てきているように感じる。保護者様からも、以前に比べて少しずつ時間の管理が上手になってきていて成長を感じていると報告あり。
好きなことへの気持ちが強く、なかなか切り替えが難しい場面もまだみられてはいるため、引き続き今後もサポートしていく。

 

2023年1月【担当:金子先生(保育士)】

児童発達支援 4歳(男子)ASD・ADHD R3.11~利用 

【保護者様のご希望】

・集団あそびに参加してほしい

・友達との関りが増えて欲しい

【現状】

・ゲーム遊びでは負けてしまうと悔しくて輪の中から外れてしまう

・友達と関わりたい気持ちはあるがどのような言葉を使って表現したらよいのか分からなず距離が近くなりトラブルになる事がある。

【目標】

・勝負の楽しさを味わおう

・会話をしながら友達と関わろう

【改善状況】

どんなゲームをするのか事前に話をし、勝つこと負けることがあることを理解出来るようにお話をした。実際に勝負をした際、勝った時には一緒に喜びを共有したり、負けた時には一緒に悔しがったり「もう一度頑張ってみよう!!」と前向きな気持ちになれるような言葉を使い気持ちのコントロールを一緒に行った。そうすることで、少しずつ自分の中で理解する様子が見られた。負けた時には悔しくて教室の端にいく事もあるが見守ることで自分の中で切り替えをし次の活動に参加することが出来た。

使いたい玩具があると、友達が見ていないうちにとったりする姿が見られた。使いたいものがあったら「貸して!」と言ったら良いんだよということを伝えることで、相手に受け入れてもらえる喜びを感じることができた。また、喜びを感じることで自分からも「どうぞ」と自分が使っていた物を友達に渡すことができ、また繰り返し行うことで、自分から心開き「一緒に遊ぼう!」と遊びに誘ったり、友達が泣いていたら「大丈夫?」と心配したりと経験する中で思いやる気持ちが芽生えている。

 

2023年1月【担当:田中先生(保育士)】

児童発達支援 5歳(女子)自閉症スペクトラム R4.12~利用 

【保護者様のご希望】気持ちの切り替えが出来るようになってほしい

【目標】活動の切り替えができるようになる

【改善状況】

今までA4のぬり絵をしていおり、ぬり終えるまでに時間がかかっていたため、サイズを半分のサイズに変えた。サイズに戸惑う事は無く朝の会が始まるまでに塗り終わることが出来た。「終わったー」と笑顔が見られその後の活動も参加することが出来た。帰る時も「楽しかった」と笑顔で帰ることが出来ていた。

 

2022年12月【担当:竹下先生(作業療法士)】

児童発達支援 6歳(男子)発達障害傾向 R3.12~利用 

【保護者様のご希望】

・周囲のお友達と一緒に活動を楽しんでほしい

※お友達と同じ空間で活動することはできていたが、関わりながらの参加は難しく、スタッフとであっても言葉でのコミュニケーションは難しい

【目標】

・運動活動を通してお友達との関わりを増やす

・スタッフとのコミュニケーションを増やす

【改善状況】

自然にお友達と関わることのできる運動活動を多く取り入れ、活動の始めはスタッフと一緒に取り組み、慣れてきたころに本人1人での参加をするなど工夫をし、本人の拒否感なくお友達と関わる機会を増やした。すると徐々にお友達との距離感が近くなり、活動の中での笑い声やスタッフからの問いかけに対して言葉で答える場面が見られるようになった。

活動の中でのスタッフからの問いかけに対しての言葉でのコミュニケーションが増えてきていたため、本人の気持ちをまずはスタッフに伝え、安心して活動を楽しめるようになるために、活動が始まる前に「○○君が先生に言いたいことがあったら教えてね」と言う声かけを必ず行うようにした。すると「トイレ」や「ポケモンのぬり絵がしたい」など本人の気持ちを伝えてくれる場面が増えてきた。それに伴い、鬼ごっこなどの活動にスムーズに活動に参加できるようになり、お友達にタッチする等さらに関わりが増えている。保護者様にお伝えすると本人の成長にとても喜ばれていた。今後、お友達ともコミュニケーションを取れるよう支援を継続していく。

 

2022年12月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 4歳(男子)発達障害傾向 R4.8~利用 

【保護者様のご希望】人お話が聞けるようになってほしい

【療育前の状態】お話をしている途中に、発言することが見らる。指示理解が難しいことがある。

【目標】

・簡単な指示理解。

・最後までお話を聞けるようになる。

【改善状況】

まずは、簡単な指示理解を行うために、本人の視界に入るものを制限し、耳だけではなく目でも内容を理解できるようにホワイトボードを使用しながら行った。「○○するよ」等の簡単な声掛けを行った。

次第に、集中力も続くようになり、話を聞いて行動が出来るようになった。達成感も生まれ、本人の自信に繋がり、集団行動での指示理解ができている。保護者様にお伝えすると、大変喜ばれていた。

 

2022年11月【担当:関口先生(指導員)】

児童発達支援 4歳(男子)発達障害傾向 R3.12~利用 

【保護者様のご希望】相手の気持ちがわかるようになってほしい

【療育前の状況】嫌な事があった時衝動的に手が出たり暴言をはいたりして他の児童とトラブルになる事がある

【目標】・衝動的な行動を減らす・今の気持ちを相手につたえてみる

【改善状況】

児童間でトラブルになりそうな時、相手への気持ちの代弁や、今の気持ちを聞くことで衝動的に行動するのではなく気持ちの整理が出来るように取り組んだところ衝動的に手を出す事が減ってきている。

対人関係で問題が起きた時、「相手はどんな気持ちだったと思う?」と言った声かけで、本人と一緒に相手の気持ちを考える取り組みをした。また、「今、どんな気持ちだった?」と自分の気持ちを促し「○○されて嫌な気持ちになった」と言葉にすることで、相手の気持ちと自分の気持ちを考えれる様になった。この事を保護者様も喜ばれている。今後も自分の行動と相手の反応の関係性に気づけるような声掛けをしていく。

 

2022年11月【担当:田中先生(保育士)】

児童発達支援 5歳(女子)発達障害傾向 R3.11~利用 

【保護者様のご希望】力の調節ができるようになってほしい

【目標】・力の調節を視覚化する・力の強さを伝える

【改善状況】

お友達や先生と関わる際に楽しくなると力が強くなりおもいっきり叩いたり押してしまう事がある。児童と二日間続けて療育に入れたのでスライム作りを行い「強い力で握ったらどんな形になる?」「次は中くらい!!」「最後は赤ちゃんくらいの力でにぎってみて」と伝えると「強く握ったらグチャグチャになった」と力の強さを視覚でとらえることが出来た。

活動後に先生を呼ぶ際に強く腕を引っ張ったので「今の○○ちゃんの力はさっきのスライムがグチャグチャになったときの強い力だったよ」と伝えると理解してくれたようでお弁当の後に先生を呼ぶ時は優しくトントンと肩をたたいてくれたので「今の赤ちゃんくらいの強さとっても良かったよ!」と伝えると嬉しそうにしていた。まだまだ力加減が出来ない日も多いので引き続き力の入れ方を教えていきたい。

 

2022年10月【担当:金子先生(保育士)】

児童発達支援 4歳(男子)ADHD R4.2~利用 

【保護者様のご希望】

・言葉の意味を知り言葉を選んで発言してほしい

【現状】

・言葉の意味を知らず相手を傷つける言葉を言うことで友達とトラブルになり癇癪が起きてしまう

【目標】

・言葉の意味を知りましょう

・感情をコントロールしながら発言できるようになりましょう

【改善状況】

笑っている顔・怒っている顔・困っている顔・泣いている顔の絵カードを使い、どのような言葉を相手から言われたら絵カードの表情になるのか言葉の意味を一緒に考えた。本児も言われて嬉しいこと嫌なことの気持ちは理解しており、常に笑っている絵カードを見える場所に起き意識出来るようにした。とっさに相手に傷つける言葉を遣ったとしても自分で気づいたり先生の言葉がけで自ら「ごめんね」と言う姿が見られた。

まず、感情をコントロールできるようになる為にも、例えば「おもちゃが崩れてももう一回やればいいんだよ!」「壊れても失敗じゃないんだよ!」と癇癪が起きそうな場面を予測し見通しが持てるような声掛けをすることでそのような場面が起きたとしても前向きな行動をすることが出来た。気持ちを穏やかに過ごせるようにすることで友達に対し優しく声を掛けたり一緒に遊びたい時でも相手の表情を見て発言したりとどのような言葉を遣ったら一緒に遊んでくれるのか言葉を選びながら会話をすることが出来た。

 

2022年10月【担当:廣田先生(精神保健福祉士)】

児童発達支援 6歳(男子)発達障害傾向 R3.9~利用 

【保護者様のご希望】

・気持ちの切り替えが早くできるようになって欲しい

【現状】

・やりたくないことや上手くいかないことがあると、癇癪を起こし、部屋から飛び出たり、なかなか泣き止むことができず、スムーズな気持ちの切り替えが難しい状況だった。

【目標】

・自分の気持ちを伝えることが出来るようになる

・気持ちのコントロールが出来るようになる

【改善状況】

まずは、本児に今の自分がどんな気持ちなのかを把握してもらうことが大切だと考えたため、癇癪が起きた際には1対1で話せる環境を整え、「どんな気持ち?どうしてそんな気持ちになったの?」など、自分の気持ちについて自分自身で考えられるような問いかけを行い、受容していった。また、先のスケジュールが不明瞭だと、本人の気持ちのコントロールが難しくなりやすいと感じたため、スケジュールを把握しやすいような対応を行っていった。それまでは、ただ泣くという事が多かったが、次第に自分の気持ちを言葉で伝えることが出来るようになっていった。

現在では、以前であれば癇癪を起すだろうと考えられるような状況になった際も、「やめて!」「〇〇がしたい」など、今の気持ちを言葉で伝え、気持ちのコントロールも上手にできるようになっており、癇癪もほとんどみられないようになっている。                                                                   今後も、本児の気持ちを尊重しながら関わっていきたい。

 

2022年10月【担当:日高先生(保育士)】

放課後等デイサービス 6歳(男子)自閉症スペクトラム R4.4~利用 

【保護者様のご希望】

・自分の気持ちを他人へ伝える

※事業所到着後、刀作りに執着する様子があり、興味や遊びへの偏りがありました。他児との関わりについても苦手な様子があり、集団の中に入るのが難しい様子も見られていました。

【目標】

・楽しく身体を動かそう
・興味の幅を広げよう

【改善状況】

事業所到着後、本児の下校が早かった事もあり、マンツーマンで運動遊びを行いました。以前は風船バレーに対して顔のこわばり等も見られており、ご家族からもボール遊びをあまりした経験がないとの事でした。最初はルールが簡単なボール当て鬼を行い、ボールで遊ぶ経験を増やせるよう支援しました。職員とマンツ―でボール当て鬼をする中で、ボールを投げる楽しさに気づき、次の日は自分から「ボール当てやろう」と積極的に職員を誘う姿が見られました。ボール遊びからバッティング練習などの遊びに少しずつ展開していく事ができ、運動に対して以前より意欲的に取り組む事が出来るようになりました。

以前は下校が早い際など、時間の過ごし方が刀作りのみになる様子があり、本人にしたいことを確認しても刀作り以外の選択肢が思いつかないようでした。事業所到着後の過ごし方について、ボール当て鬼などの運動遊びを提案させてもらう事で段々、刀作り以外の運動などでも時間を過ごせるようになってきました。運動遊びを本人も笑顔で楽しむ様子があり、事業所で刀作りに執着する事も少なくなりました。また、遊びの幅が広がったことで、運動にも興味を持ち、個別対応から運動活動にも自分で参加出来るようになりました。また、ご家庭でも刀作りは週に1回になり、同様に刀作り以外の時間の過ごし方も定着してきているようでした。また、他児との関りの部分でも、以前は人の視線等が気になり集団の中に入るのを嫌がる様子がありましたが、ボール当て鬼などをしていく中で、他児との関わりも増え、他児も含めた集団遊びに自然と入れるようになりました。

 

2022年9月【担当:廣田先生(精神保健福祉士)】

児童発達支援 4歳(男子)発達障害傾向 R4.4~利用 

【保護者様のご希望】

・色々な事に自信をつけ、ネガティブな発言をしないようになってほしい

【現状】

・苦手意識があることや、何かにチャレンジして上手くいかなかった時などに、ネガティブな発言が多々聞かれる時期があった

【目標】

・できる事から少しずつ自信をつけていく

・自己肯定感を高めていく

【改善状況】

本児にとって精神的苦痛となってしまわないよう、本児のレベルに合わせた制作活動や、大好きなぬり絵をする時間を増やしたり、まずは本児のできる事や楽しめる事に重きを置いて活動を行っていった。また、「失敗は悪い事ではない、先生も失敗することは沢山ある」ということを伝え “できないことは悪い事” という考えを少しでも減らしていけるよう努めた。                                                                                      そして、上記の場面だけでなく、何気ない時に口癖のようにネガティブな発言をしている様子も見られたため、受容しながらも、言葉の意味をお伝えしたり、なぜそう思うのかなどを本人に考えてもらうような声掛けも行っていった。

本児も色々な事にチャレンジして取り組んでくれており、できた時には本当に小さなことでも沢山褒めさせて頂き、自己肯定感を少しでも高めていけるよう意識しながら関わった。現在では、上手くいかないことがあると、我慢をしているような力んだ表情を見せる事もあるが、以前のようなネガティブな発言はほとんど聞かれないようになっている。今後も、本児の自信につながるような何かを日々探しながら関わっていきたい。

 

2022年8月【担当:日高先生(保育士)】

放課後等デイサービス 7歳(男子)ADHD R4.4~利用 

【保護者様のご希望】

・小学校生活になれてほしい。(時間の見通しなど)

※細かな作業への苦手意識や相手の気持ちを汲み取るのが難しい場面があります。また、自分の気持ちを言葉で表現する事が苦手で、黙り込んでしまったり、そのままいじけてしまう事があります。気持ちを損ねると、なかなか切り替えに時間が掛かる様子も見られています。

【目標】

・相手の気持ちも知ってみよう。
・集団の中で楽しく過ごす

【改善状況】

自分のしたいことや要求があった場合に、衝動性が出てしまい相手の気持ちに気づかず、衝突や気持ちのすれ違いが起こる事がありました。活動の際やおやつの時間など要所要所で職員が間に入り、相手の状況や気持ちを伝えるように支援をしていきました。他のお友達の状況や気持ちを代弁して伝える事で要求を通そうとするばかりではなく、相手の状況を汲み取り、順番を落ち着いて待てるなどの場面が増えました。

悲観的な捉え方をすることがあり、気持ちのすれ違いや気分を損ねた際にはネガティブな発言、泣き出すとその場から動けず気分の切り替えに時間が掛かる様子が見られていました。その為、みんなで動く場面など集団での流れに影響が出てしまう事もありました。事業所では様々な上級生や児童との関わりの中で職員も間に入り、相手と自分の気持ちのすり合わせ等を本人と一緒に行ってきました。最近は、児発的に他児に順番を譲る姿等も見られ、どの児童とも上手に関われる場面が増えてきています。上手く気持ちを伝えられない場合や自分だけでは消化不良になってしまった場合には、職員のケアが必要ですが、他児とのトラブルや気持ちを損なう場面も少なくなり気持ちの切り替えも以前ほど引きずる事が少なくなったように感じました。保護者の方に近況を報告させて頂くと、保護者の方も実感しており、本児童の成長を喜ばれていました。

 

2022年8月【担当:竹下先生(作業療法士)】

児童発達支援 5歳(女子)発達障害傾向 R3.3~利用 

【保護者様のご希望】

・名前を書けるようになって欲しい

※鉛筆で書くことに対する苦手意識が強く、活動中に少しでも失敗等の思い通りにいかないことがあると泣いてしまっていた。

【目標】

・鉛筆で書くことに対する苦手意識をなくす

・名前を書くことに挑戦する

【改善状況】

苦手意識をなくすため、少し難易度を下げた課題(線なぞり・迷路 等)に取り組んでもらった。その中で書くことが出来たことに対してしっかりと褒めることを大切にすることで「先生できたよ!見て!」を言ってくれるなど少しずつ自信がついてきた様子が見られた。しっかりと褒めることを続けることで、鉛筆等を使った活動に対してスムーズに取り組むことが出来るようになった。

本人の名前の中で苦手にしている文字が1文字あり「書けないから書きたくない」ということが多かったが、自信がついてきたこともあり少しづつ挑戦する様子が見られるようになった。名前を書く際に本人がひらがなを書きやすくなる指示を探りながら取り組んだ。次に書く方向を言葉(横・上・下・斜め・くるりん 等)で伝えると本人の中で理解がしやすかったようで苦手なひらがなもスムーズに書くことができた。書くことができた瞬間には本人もうれしかったようでスタッフと一緒に喜んだ。保護者様からも「うれしかったようで家でも書いて見せてくれます!」との声をいただいた。

 

2022年8月【担当:田中先生(保育士)】

児童発達支援 5歳(女子)発達障害傾向 R3.3~利用 

【保護者様のご希望】・名前を書けるようになって欲しい

【目標】

・ひらがなに興味を持つ

・名前を書けるようになる

【改善状況】

最近なぞり書きやプリント学習をする際に自信のあるひらがなは書こうとする姿が増えてきた。自信のないことはやりたくないという事が多いが最近は頑張る姿が多く見られるのでひらがなプリントを活動に取り入れた。プリント以外でもぬり絵をするときに好きなキャラクターの名前を書いてみようと伝え楽しみながらひらがなに取り組めるようになった。

今までは自信のない字を書くときに「出来ないから先生一緒にして」というので一緒に鉛筆を持って書いていたが、「縦に書いて、次は横に書いて」と先生の言葉を聞きながら書くことができた。その時のキラキラした児童の笑顔を見て私たちも嬉しくなり先生も一緒にみんなで喜びました。その後は自信をもって名前を書けるようになり保護者も喜ばれている。

 

2022年7月【担当:廣田先生(精神保健福祉士)】

児童発達支援 5歳(男子)場面緘黙 R4.7~利用 

【保護者様のご希望】

・お友達や先生と会話が出来るようになってほしい

・場面寡黙があり、言葉で何かを伝えるということが難しかった。

【目標】

・教室の環境や流れに慣れる

・先生とお話しできるようになる

【改善状況】

利用開始した当初は、初めての環境で不安な表情が見られることがあり、問いかけに対しても俯いたりして返答が難しい状況であった。

不安をなくすためにも、まずは教室での流れや環境に慣れてもらうため、今日行うことを1つ1つ説明したり、難しそうだったら無理はしなくて大丈夫ということをしっかり伝え、安心してもらえるよう努めた。

次第に緊張もほぐれ、笑顔を見せてくれたり、気持ちを体や態度で表現してくれるようになった。

次のステップとして、先生と会話が出来るようになるという目標に向けて関わっていった。

まずは信頼関係を構築するために、本児の興味のあるものを話題としてコミュニケーションを図ったり、頷く・首を振るで答えられるような問いかけを意識して声掛けを行った。

そのうち、本児の方から「〇〇できたよ」と話しかけてきてくれ、現在は、本児からの発言も増えてきている。保護者様も、本児が新しい環境で発言出来ていることを大変喜ばれている。

 

 2022年7月【担当:井上先生(保育士)】

放課後等デイサービス 6歳(男子)発達障害傾向 R4.4~利用 

【保護者様のご希望】

・思いきり運動の活動をしてほしい。
・友達とのかかわり方友達への思いやりを、学んでほしい。

【目標】

・友達とのコミュニケーションの取り方を学んでいけるようにする。
・入ったり、上ってはいけない場所を一つ一つ確認をしていく。

【改善状況】

・子どもたちが入ってはいけない場所に入ることが度々見られる。(必要な書類や、子どもにとっては危険なものがあるため。)なぜ入ったらいけないかを一つずつ教えていき、なんで入ったらいけないのか入ったらどんなことがあるのかを伝えていった。
最初、職員の目を盗んで本児は行こうとする姿があった。だが、日がたつごとに「入ったらいけない」と思うようになったのか、ほかのお友達がその扉に向かうと、「そっちはいけないよ」と注意してくれるようになった。また、本児が行こうとしたら「ここ入ったら駄目なんだよね」とつぶやき、自制をするようになった。

・他児が遊んでいるおもちゃを使っていると本児はなかなか「貸して」と言い出せずに隙を見せて取ろうとする姿が見られる。そのことに関して、職員が「○○貸してって言ってみよう」と伝えると最初の頃はぶっきらぼうに言っていたのだが、その都度声掛けを行うと口調も優しくなり「ちょっと待ってね、後〇回したら交代するね」と言うことができるようになった。
今後も継続していけるように声掛けを行っていく。

 

2022年6月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 5歳(女子)自閉症スペクトラム症 R3.4~利用 

【保護者様のご希望】落ちついて行動できるようになってほしい。

【療育前の状態】好きな活動、好きな事をやめないといけない時に切替が難しい様子が見られ、癇癪が起こる。

【目標】

・自分のスケジュールを理解する。

・切り替えがスムーズになる。

【改善状況】

活動の始まりと、終わりを明確にし、視覚物を使って情報を伝え、見通しのついた言葉かけを行った。また、信頼関係を構築し、本人の気持ちに寄り添いながら声掛けを行った。

次第に、自分のスケジュールを管理し、集団活動の中での指示やルールの理解が深まり、切り替えがスムーズに出来るようになった。現在では、癇癪の回数も減り、保護者様に改善結果をお伝えすると大変喜ばれていた。今後も本人のペースに合わせながら支援を行っていく。

 

2022年5月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 5歳(女子)自閉症スペクトラム症 R3.7~利用 

【保護者様のご希望】お箸、スプーンを上手に使って自分でご飯を食べれるようになってほしい。

【療育前の状態】ご飯を拒む様子が見られ、保護者様以外の介助では食事を摂ることが出来なかった。また、遊びを通してのスプーンの使用も拒む様子があった。

【目標】

・スプーンを持てるようになる。

・ご飯をスプーンを使って食べれるようになる。

【改善状況】

初めは、昼食時になると離席する様子が多く見られ、職員が声掛けや介助を試みたが、拒む様子が見られた。まずは、職員との信頼関係を構築する事と、本人の無理のない範囲で昼食時に椅子に座れるように促した。また、遊びを通してスプーンを使ったり、ご飯を食べる際には、スプーンを使うことを知ってもらうために、絵本の読み聞かせなどを取り組んだ。

次第に、他の児童の食べる姿を見て、職員の介助により食べる事が出来るようになった。現在では、昼食時に離席することなく、スプーンを使って自分で食べれるようになっている。保護者様に動画で様子を伝えると喜ばれていた。

 

2022年5月【担当:廣田先生(精神保健福祉士)】

児童発達支援 4歳(男子)発達障害傾向 R4.1~利用 

【保護者様のご希望】

・友達と玩具を共有できるようになってほしい

・気持ちの切り替えができるようになってほしい

【目標】

・気持ちのコントロールが出来るようになる

・気持ちの切り替えができるようになる

【改善状況】

自分の思い通りにならないことがあると、嫌という感情を態度として前面に出しており、癇癪を起こしていた。癇癪が見られた際に、別部屋に移動し、話ができる環境を整える等の関わりを増やした。次第にしっかりと話を聞くことができるようになり、癇癪の時間が短くなった。

現在も時折癇癪は見られているが、気持ちの切り替えが早くできるようになってきている。また、自分の気持ちを言葉にして伝えることが出来るようになってきているため、今後も支援を行っていき、気持ちの切り替えができるように関わっていく。

 

2022年3月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 3歳(男子)自閉症スペクトラム症 R3.3~利用 

【保護者様のご希望】自分の気持ちを伝える事ができるようになってほしい。

【目標】

・自分の気持ちを整理できるようになる。

・自分の気持ちを言語化出来るようになる。

【改善状況】

利用開始当初は、自分の気持ちを伝える事が難しく、伝える事を拒む様子が見られた。自分の気持ちが整理できるように個別対応を実施し、本児の気持ちに寄り添いながらゆっくりと聞き出すことを実施した。また、”気持ち”に関連した絵本などを用いて、気持ちの理解を深めるよう実施した。

次第に、集団生活の中でも、自分の気持ちを言語化し、他者へ伝える事ができるようになった。この様子を保護者様に共有し、一緒に喜ぶことが出来た。今後も、児童の様子を見ながら、自分の気持ちや相手の気持ちについて理解できるよう促していく。

 

2022年3月【担当:竹下先生(作業療法士)】

児童発達支援 4歳(男子)自閉症スペクトラム・精神遅滞 R3.3~利用 

【保護者様のご希望】

・ハサミが出来るようになってほしい

・ハサミに対する苦手意識が強くハサミを使った活動に参加することが出来ていなかった

【目標】個別療育でハサミを使った活動が出来るようになる

【改善状況】

ハサミに対する苦手意識が強くハサミを使った活動に参加することが出来ていなかったが、本人に好きな折り紙に色を決めてもらい細くした折り紙を1回切ることから始めた。それから徐々に枚数を増やし、ハサミを使った活動の後には本人の興味のある活動を行った。すると、ハサミを使った活動を5~10分出来るようになった。保護者様からは保育園でもハサミを使った活動が出来るようになったとお話があり大変喜ばれていた。

 

2022年2月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 3歳(男子)ADHD・軽度の知的障害 R3.4~利用 

【保護者様のご希望】

・座って活動に取り組むことが出来るようになってほしい。

・静と動の動きの切り替えが出来るようになってほしい。

【目標】

・椅子に座って話を聞くことが出来る

・椅子に座って活動の順番待ちが出来る

【改善状況】

集団活動の朝の会で、椅子に座って絵本の読み聞かせ等に参加することが難しかった。椅子に座った際に「手はお膝!頭!」等の声掛けを行い、遊びを用いて椅子に座ることの意識をつけるように促した。次第に椅子に座ることが出来るようになった。

現在は、活動の中で椅子に座る回数を増やして実施している。回数を重ねていくうちに、「椅子に座る」の意識が付いてきて、椅子に座って活動の順番待ちが出来ている。今後も、椅子に座ってお話しを聞いたり、椅子に座って順番を待つの習慣を身に付けていけるよう声掛けを行っていく。

 

2022年1月【担当:日吉先生(保育士)】

児童発達支援 5歳(男子)ASD・知的障害 R3.9~利用 

【保護者様のご希望】パンツで過ごしながら、トイレに行けれるようになってほしい

【目標】

・パンツで過ごせるようになる

・個室トイレに行けるようになる

【改善状況】

教室に来た際、オムツからパンツへ着替えを促すが、パンツへの不安感が見られる。また、個室トイレに誘導するが、恐怖心が見られ、拒む様子が見られる。トイレという場所が怖いところではなく、排泄する場所だと知ってもらうため、一時間おきに声掛けを行い、トイレ誘導を実施した。

次第に、トイレへの恐怖心も無くなり、水が流れる様子などに興味を持ち、スムーズに個室トイレにはいれるようになった。現在は、「トイレに行きたい」という意思表示も見られ、トイレでの排泄も数回成功する事が出来た。現状を保護者様にお伝えし、一緒に喜ぶことが出来た。今後は、本児の生活リズムや、排泄の間隔に合わせながら、支援を行っていく。

 

2021年12月【担当:竹下先生(作業療法士)】

児童発達支援 4歳(男子)発達障害傾向 R3.9~利用 

【保護者様のご希望】

・時計が読めるようになってほしい(まずはデジタル時計)

・お母様がご自宅で時計を見て指示を出しているが時計が読めずに切り替えがうまく出来ていない

【目標】デジタル時計の読み方がわかる

【改善状況】

数字の理解はできているが”:”の意味が分からずに時計を読めていない様子だったため、”:→時”と読んでみることを伝え、先生と一緒に練習していく中で1人でも読めることが出来るようになり10問の問題を正解することができた。続けてアナログ時計の読み方を練習しており短い針の読み方理解までが出来るようになっている。保護者様からは、ご自宅の方でもデジタル時計が読めるようになり指示が通りやすくなったといううれしい声が聞くことができた。

 

2021年7月【担当:腹巻先生(理学療法士)】

児童発達支援 3歳(男子)自閉症スペクトラム症・精神遅滞 R3.3~利用 

【保護者様のご希望】・集団生活ができるようになってほしい

【目標】環境や活動に対しての不安感の軽減、集団活動への参加

【療育前の状態】

・初めての場所や初めての活動に参加することへの不安感が強い
・集団活動への参加が難しい

【改善状況】

まずは教室の雰囲気や先生に慣れるところからの関わりを開始した。本人の不安が強い時は抱っこし「大丈夫だよ」と声かけすることで落ち着き周りの様子を観察する様子がみられた。不安感は徐々に軽減し教室にて1日過ごすことが出来るようになった。口元や指先の感覚過敏が強く、特に感覚統合あそびの際の集団活動への参加は困難。まずは運動のなかで粗大な感覚遊びから実施していった。徐々に周りのやっている活動に興味を示すようになり、現在は同じ空間で感覚統合あそびや制作活動に参加することが出来るようになっている。

 

2021年7月【担当:腹巻先生(理学療法士)】

児童発達支援 3歳(男子)軽度の知的障害・多動症 R2.10~利用 

【保護者様のご希望】同年代のお友達と遊べるようになって欲しい

【目標】コミュニケーション力の向上

【療育前の状態】

・対面時、目を合わすことが少なく指示の入りが悪い
・自発語が少なく、一人遊びが多い。

・他児童を叩いたり噛みついたりといった行為が見られる

【改善状況】

絵合わせカードや本人とのやりとりの中でコミュニケーションを図った。徐々に語彙力向上、意思表示場面の増加を認めた。通所を初めて2ヶ月で言葉が増えはじめ、他児童に対しての噛みつき行為の頻度もかなり減少した。それに伴って、対面時にて話すときに目が合うことが増え指示の入りもかなりスムーズになった。集団活動の中で、自分の順番を座って待てたり、お友達の名前を呼びコミュニケーションを図ろうとすることも増えた。

 

2021年4月【担当:宮原先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(男子)自閉症スペクトラム R2.11~利用 

【保護者様のご希望】集団療育にはいれるようになってほしい

【目標】集団療育に入れるようになって欲しい

【改善状況】

集団療育がはじまると、別室に移動することが多かった。はじめに別室で集団療育の内容をしっかり説明した。つぎに少し離れた場所から動きの模倣を行った。するとだんだんと集団の中にはいり参加する姿が見られるようになった。まだまだ参加途中で別室に移動されることがあるが、いまでは声かけで参加できるようになった。

 

2021年4月【担当:宮原先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(女子)自閉症スペクトラム R3.1~利用 

【保護者様のご希望】友達との関わり方を身につけて欲しい

【目標】お友達との関わり方をみにつける

【改善状況】

はじめは他者との関わりが分からず黙り込んでいることが多かった。感情インアウトトレーニングにて、本氏が自分の気持ちを理解することから始めた。すると○○したいと自分の気持ちをスタッフに伝えられるようになった。次にスタッフと一緒にお友達に自分の感情をつたえる練習を行った。今では自ら自分の気持ちをお友達に伝えられるようになっている。ご家族様にもお伝えし、大変喜んでおられた。

 

2021年4月【担当:服巻先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(男子)自閉症スペクトラム R2.11~利用 

【保護者様のご希望】文字や線が描けるようになってほしい

【目標】えんぴつでしっかり線を引ける

【改善状況】

手指・手掌の筋力が弱く、筆圧が弱く線をまっすぐ引くことができない状態。手指・手掌の筋力向上目的にティッシュ破りや新聞紙まるめの練習を実施した。最初は折り紙などの硬めの紙は上手く破くことができなかったが徐々に破る・丸める作業ができるようになった。すると〇や線をしっかりとした筆圧で線がふらつくことなくかけるようになった。

 

2021年4月【担当:服巻先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(女子)自閉症スペクトラム R2.12~利用 

【保護者様のご希望】自分の気持ちを理解し表現する

【目標】自分の気持ちを先生に伝えることができる

【改善状況】

元々、恥ずかしがり屋な性格で感情表現が苦手。欲求や気持ちを相手に伝えることがなかなかできなかった。まずは児童との信頼関係を深めるため関わる時間を増やした。その中で児童自身の子とや家族の事などを話してもらう機会をもった。すると徐々に感情表出ができるようになってきた。今後は同世代の中で感情表現ができるようSSTなど実施していきたい。

 

2021年4月【担当:服巻先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(男子)自閉症スペクトラム R2.11~利用 

【保護者様のご希望】箸を使って食事がとれるようになってほしい

【目標】箸を使い食事ができる

【改善状況】

元々、スプーンやフォークを使い食事をとっていた。指先の不器用さや筋力低下があったため、手指の巧緻機能向上・筋力向上目的にカラーボールつかみやオセロ返し、紙まるめ、ひも通しなどを実施した。継続して行った結果、箸を使用し食事をとることができるようになった。ご自宅でも夕食時、箸を使いすべて食べられたとのお話あり保護者様も大変喜んでおられた。

 

2021年3月【担当:宮原先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(男子)自閉症スペクトラム R2.10~利用 

【保護者様のご希望】枠からはみ出ないように塗れるようになって欲しい

【目標】枠からはみ出さないように塗り絵を行う

【改善状況】

塗り絵を実施。枠からはみ出ることが多く見られたため、塗ってもいい場所とそうでない場所の判別を一緒にしてから再度塗り始めた。判別する前と比較し、はみだす部分が少なくなった。本氏もすごく嬉しそうに取り組んでいた。今後も継続し支援していきたい。

 

2021年3月【担当:服巻先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(男子)自閉症スペクトラム R2.10~利用 

【保護者様のご希望】大繩・縄跳びが飛べるようになりたい※本人

【目標】縄を見て飛ぶ

【改善状況】

以前は、大繩や縄跳びをすると縄を見て飛ぶという動作ができず飛べない状態。そこでトランポリンを使用しタイミングを合わせて飛ぶ練習、縄を見て飛ぶ練習を実施した。すると、大縄跳びを適切なタイミングで5回飛びことができた。本人・保護者様ともにとても喜ばれていた。

 

2021年2月【担当:宮原先生(理学療法士)】

児童発達支援 5歳(女子)自閉症スペクトラム R2.10~利用 

【保護者様のご希望】体力をつける

【療育前の状態】運動はしたくないと否定的であった

【目標】運動が好きになる

【改善状況】

①運動はしたくないと拒否が強かった。楽しんで体を動かしてもらえる方法を検討し、お箸でティッシュペーパーをつかむという感覚統合遊びを実施した。初めはつかめなかったが、何回かするうちにコツをつかみ成功することができた。運動が楽しいと思えるきっかけに繋がるような取り組みになったと考える。今後は全身運動に繋がるプログラムを立案し実行していきたい。

 

2021年2月【担当:腹巻先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(男子)自閉症スペクトラム R3.1~利用 

【保護者様のご希望】相手の気持ちの理解が苦手なので、トラブルが心配

【療育前の状態】自分の気持ちを言葉にすることが苦手

【目標】自分の気持ちを言葉で表現できる

【改善状況】

①自分の思いや意見を言葉にすることが苦手。黙って一人で我慢してしまう傾向あり。ソーシャルスキルトレーニングを実施した。様々な場面で自分だったらどんな気持ちになるかということを考えてもらった。イラストを見ながらスムーズに気持ちを言えることができた。相手の気持ちの理解もスムーズになるよう引き続き介入していく。

 

2021年1月【担当:宮原先生(理学療法士)】

児童発達支援 5歳(女子)自閉症スペクトラム R2.10~利用 

【保護者様のご希望】細かい作業ができる

【療育前の状態】折り紙をずれておってしまうことがある

【目標】細かい作業ができるようになる

【改善状況】

①折り紙を実施した。本氏が折り紙を好きなこともあり、積極的に取り組みことができている。端と端を合わせることを意識せずに行うと、ずれる場面があった。口頭指示を行うことで本氏が折り紙の端を意識することができ修正が行えた。今後も継続し実施し、細かい作業を集中して行えるように支援していきたい。

 

2021年1月【担当:宮原先生(理学療法士)】

児童発達支援 5歳(男子)自閉症スペクトラム R2.11~利用 

【保護者様のご希望】集中力を身につけて欲しい

【療育前の状態】オモチャや、道具を力一杯道具箱に投げ入れる場面が見られた

【目標】力の調整を行う

【改善状況】

①片付けの際、オモチャや使用していた道具を道具箱に投げ入れる姿が見られた。本氏の手を持ち、セラピストが誘導し『ここで離すよ』『これぐらいの力でいれるよ』と誘導した。すると改善が見られ、ゆっくり丁寧に道具箱に入れることができた。また、誘導し練習した後、片付けに集中して取り組めていた。

 

2021年1月【担当:腹巻先生(理学療法士)】

児童発達支援 3歳(男子)自閉症スペクトラム R2.11~利用 

【保護者様のご希望】言葉の発達の支援と集団生活への参加

【療育前の状態】自分からの発話が少ない。集団に興味はあるようだが入ることができない(苦手)

【目標】集団での活動に参加できる

【改善状況】

①最初は、集団での活動に興味はあるようであったが自分から入ることが苦手な様子。まだ年少であるため見守りや手助けをしながら少しづつ集団活動に参加した。それを行ったことで笑顔で集団活動に参加できるようになった。運動・制作どちらの活動にも意欲的に参加する姿がみられるようになった。

 

2020年12月【担当:宮原先生(理学療法士)】

児童発達支援 2歳(女子)自閉症スペクトラム R2.10.13~利用

【療育前の状態】スタッフやお友達の髪ゴムを引っ張てとってしまうことがあった。

【目標・保護者様のご希望】力の調節を身につけて欲しい。

【改善状況】「痛いからやめようね」と言葉からの理解は難しかったため、一緒に手を持ちこれくらいの強さなら大丈夫だよと動作誘導を行うことで力の調節が行えてきている。

 

2020年12月【担当:宮原先生(理学療法士)】

児童発達支援 3歳(男子)自閉症スペクトラム R2.10.3~利用

【療育前の状態】自由に動き回り座っていられない。

【目標・保護者様のご希望】周りを見る力をつけて欲しい

【改善状況】シール貼りを実施。枠に入れて貼ることまだ難しいが、台紙から取り口のなかでひっくり返して貼という、一連の動作が座って行えている。

 

2020年12月【担当:宮原先生(理学療法士)】

児童発達支援 4歳(男子)自閉症スペクトラム R2.10.19~利用

【療育前の状態】自分の意志と反する事があると、叫ぶことや自傷行為があった。

【目標・保護者様のご希望】感情の整理が出来るようになってほしい

【改善状況】本人好きなものを見つけ、遊ぶことにより笑顔も見られた。

また、言葉での指示も入りやすくなった。

 

2020年12月【担当:腹巻先生(理学療法士)】

児童発達支援 5歳(女子)自閉症スペクトラム R2.10.24~利用

【療育前の状態】手先が動かしにくく、細かい作業が苦手。集中力の持続が短い。

【目標・保護者様のご希望】集中力を付け授業についていけるようになってほしい

【改善状況】手先の動かしにくさからか、最初は箸の握り方がクロス箸になっていたが矯正用の箸で練習を行うと正しく箸を使用する事が出来た。また小さなものを箸で持ったり、裏返すといった細かい作業もスムーズに行えるようになった。この練習を行ったことで決まった時間椅子に座り課題を行う集中力が身についてきた。

 

2020年12月【担当:腹巻先生(理学療法士)】

放課後等デイサービス 6歳(女子)発達障害 R2.11.6~利用

【療育前の状態】数字が苦手な傾向あり

【目標・保護者様のご希望】自分の得意・不得意を理解し、将来困らないようになってほしい

【改善状況】最初のころは計算する際、焦ってしまい間違った答えを言ってしまう場面が見られたが、カラーボールを使用し、足し算・引き算の練習を行うことで計算時、落ちついて考えて正確に答えることが出来るようになった。

 

2020年12月【担当:腹巻先生(理学療法士)】

児童発達支援 4歳(女子)自閉症スペクトラム R2.10.7~利用

【療育前の状態】文字は読めるが書けない、書こうとしない

【目標・保護者様のご希望】文字を読めるが書けない(書こうとしない)ため書けるようになってほしい

【改善状況】お手本の文字をみながら、自身で文字の形をよく見て書くことが出来るようになった。また、もっと書きたいといった意欲的な発言も聞けるようになった。